古本買取でお世話になった蕎麦職人さんのお店に行ってきました。
難波にある出雲そばさん。
なんと言ってもお夫婦のお人柄が良いです。
古本でお世話になった時も、この道50年のご主人さんのファンになってしまいました。
しかも私、蕎麦が大好きです。
「好みが分かれる蕎麦だけど・・・」と仰っておられました。
先日、買取の依頼をストップし、食べに行ってきました。これには理由があります。
2015年2月末で50年の歴史に幕が閉じます。
引退後は故郷でゆっくりと過ごすとのこと。
引退されるまでになんとしても食べてみたい。
蕎麦に50年の年月を費やした、その蕎麦を食べてみたい。
ついに行ってきました。
店内には蕎麦猪口がたくさん並べられています。
常連さんたちがいる店内でなんとか席を空けていただきました。
そして蕎麦がでてきました。
少しつなぎを使っているとのことですが、蕎麦の黒っぽい色が艶やかです。
ちょっと独特な食べ方で、徳利に入っている濃い目の出汁をかけて食べます。
薬味も山葵はなく紅葉おろし。
一口食べると、なるほど今まで食べたことのない蕎麦。うまい。
濃い目の出汁は人によっては好みが分かれるところです。
蕎麦との相性は抜群。しっかりとした味です。
蕎麦湯も少しとろみがあり。美味しい。
50年の味を堪能いたしました。
しかも今回はご馳走になりました。
もう閉店まで日にちがありませんが、2月末までまだ日にちがあります。
もう食べれなくなると思うと少し寂しいですね。
ご馳走さまでした。舌に味を刻みました。