愛蔵書の本棚の選択について

 どんな本棚を選べばいいのか・・・。

 蔵書家のなかには悩まれた方もいるのではないでようか。

 予算や見栄え、キャパなど、一概に「これがいい」とは言えませんが、さまざま蔵書家さんと買取でお話して得た情報をお伝えします。

 木製かスチールか

 見栄えなら木製。耐久ならスチール製です。

 木製の書棚は木のぬくもりや大切な蔵書を傷めない素材です。

 居住空間を大切にしたいなら、書斎なら据え付けなどの木製の棚もいいかもしれません。

 スチールはたわみもなく腐食も少ないので、長期の保管に最適です。

 無機質な感じが本の紙質を際立たせ、統一感もを演出するならいいかもしれません。

 幅はどれくらいがいいのか

 これは木製、スチールに限らず横幅は70-80が標準であり、そのサイズが良いと思います。

 大量蔵書を謳う木製で横幅が1メートルを超える書棚は、数年でたわみや曲がりが出てきます。木製ならもう少し短いピッチでもいいと思います。

 高さはどれくいがいいのか

 標準は180センチだと思います。これは好みや住宅環境による選択だと思います。

 スチールラックはダメなのか

 ホームセンターで数千円で販売されているスチールラックを本棚に代用することはおすすめしません。

 まず、両サイドに壁がない空洞形ですので、本を立てるのが困難です。

 耐重量も重い本に耐えられず、歪んできます。奥行きも無駄に広いのでスペースが無駄になります。

 では何がおすすめなのか

 やはり人それぞれですが、あえて選ぶのであれば、‎東洋事務器工業株式会社クールラックはいかがでしょうか?

 一本1万円以下で耐久性もあり、本の蔵書の事を考えて作られている商品です。組み立ても慣れれば専用道具も要りません。色も数色発売されています。棚の枚数も幅も自由、追加の棚も販売しています。買取に行った先の本棚でもよく利用されています。

 私個人的にも愛用しています。

クールラック