
ご依頼者様の声
父が残した書斎にある数学や物理学の本を丸ごと片付けてほしい。
買取担当より
1.ご依頼の背景 「父が残した蔵書」をどうする?
5月の終わりのころ、東大阪市にお住まいのご依頼者からお電話をいただきました。
「父が大学で教えていた頃の本が書斎に残っていて……。全部まとめて見てほしい」
故人は理工学系の教授。
長年にわたり講義と研究に情熱を注がれ、書棚一面に積み重なっています。
数学と物理学の専門書、海外の洋書、学生向けのテキスト、さらには雑誌の別冊付録まで。
背表紙を眺めるだけで知の重みを感じるラインナップでした。
2.書棚に広がる“数学・物理ワールド”
現地で目にした光景は、まさに写真のとおり。
解析学シリーズ、ハードカバーの物理学書とペーパーバックの洋書が同居し、棚板をぎゅうぎゅうに埋め尽くす様子。
四元数・ベクトル解析・フーリエ解析・ルベーグ積分――専門用語がタイトルに輝きます。
3.搬出作業は“体力戦”
大量のハードカバーは一冊ずつが重量級。
加えて書斎は二階、階段は少し急な角度、加えて外階段もあります。
慎重さとスピードの両立が求められます。
段ボールと緩衝材を十分に準備し、箱にはジャンル別に仕切りを用意。
書棚→玄関→車両へ「リレー方式」でスムーズに。
ご遺族は「まるで引っ越し屋さんみたいですね」と感心されながらも、次々と空になっていく書棚を眺めて少し寂しそうです。
4.査定のポイント
今回は解析学、量子力学、フーリエ解析・ルベーグ積分などが勢ぞろい。
希少資料が多数。これらは研究者が探し求める専門書であり、高評価へとつながりました。
5.作業後にご依頼主と
査定終了後、ご遺族からは「父の知識が眠らずにすむのですね」と安堵の笑みをいただきました。
私たちはクリーニング後に一冊ずつデータ入力し、次の購入者や研究者へ橋渡しします。
書籍が再び開かれ、誰かの学びを支える。
それが古書店として最高のやりがいです。
6.東大阪市で専門書の整理をご検討の方へ
出張料ゼロ・段ボール無料:ご準備は手ぶらでOK。
ジャンル問わず対応:数学・物理はもちろん、化学や工学も歓迎。
大量蔵書もお任せ:書庫丸ごと、研究室まるごともワンストップ。
「重くて動かせない」「専門的で価値がわからない」とお悩みでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。
7.よくあるご質問
質問 | 回答 |
---|---|
Q. 古い版でも買い取れますか? | 絶版や初版はむしろ評価が上がる場合があります。まずはご一報ください。 |
Q. 他県にも出張できますか? | 距離に応じて柔軟に対応。遠方の場合は宅配買取もご提案します。 |
Q. メモ書きや付箋があっても大丈夫? | 減額になることもありますが、そのままお見せください。 |
8.まとめ
今回のご依頼で感じたのは、書籍は単なる紙の束ではなく、知識と情熱の結晶だということ。
教授が費やした時間はページの隅々に刻まれ、次の世代へと受け継がれていきます。
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