第1章 市場がじわじわ伸びているワケ
一つの理由は研究目的の需要です。
大学の東洋思想・中国文学系ゼミでは、易学関連の論文執筆がコンスタントに行われています。
「紙の索引を引きながら原典を読む」作業はデジタルテキストだけでは代替しづらく、学生が古書を買い求めるケースが後を絶ちません。
第2章 いま注目されているジャンルを深掘り
1. 『易経』注釈書
王弼本や朱子本など伝統注釈はもちろん、新釈シリーズや現代語訳付き講義録まで幅広いラインナップがあります。セット揃いになるほど探している読者が多く、函や月報が付属していると評価が上がりやすい点が特徴です。
2. 奇門遁甲
吉方取りや日時選定で知られる奇門遁甲は、現代実占家による再検証テキストが続々登場したことで再ブーム中です。
古書の市場は、図表が多く入った実践書や、古今のチャート例を豊富に収録した専門誌バックナンバーまで人気が広がっています。
3. 六壬神課
占術人口自体は少数派ですが、原典が図版中心で読みにくいため、解説付の翻刻版や研究論文集が常に不足気味。
マニア層は複数版を比較しながら学習するため、同一タイトルの版違いでも需要があります。
4. 紫微斗数
実用性が高いタイトルに関心が集まっています。
5. 風水／地理風水
宅地鑑定や龍脈の概念を扱う専門書は、写真資料や古地図が豊富なほど需要が伸びる傾向にあります。
※上記は人気傾向の一例です。刊行年や版数、コンディションによって評価は変動します。
第3章 本のコンディションを見極める
易学書に限らず古書の査定で重要なのは「内容の稀少性 × 保存状態」です。
- 書き込み ─ 鉛筆と赤ペンでは印象が異なります。赤インクは避けたいところ。
- 付属品 ─ 函・帯・月報・索引別冊などは揃っているかを確認。
- 経年変化 ─ 日焼け・カビ・虫喰いがある場合は写真で事前共有すると親切。
- セットの欠巻 ─ 欠けがあると評価が大きく変動。判別がつかない場合はご相談を。
第4章 専門店を活用する5つのメリット
- 手間が少ない ─着払いでラクラク発送。
- 査定が早い ─ 基本24時間以内に概算が届く。
- 送料ゼロ ─ 発送も振込もお店負担。
- まとめて整理できる ─ 30冊でも100冊でも歓迎。
- 問い合わせが安心 ─ メールやLINEや電話でお気軽に相談できる。
第5章 よくある質問（Q&A）
Q. 古い本なので傷みがあります。査定は可能？
十分に可能です。状態が悪くても内容が希少な場合は需要があります。
まずは写真付きでご相談ください。
Q. 送付する前に自分でクリーニングするべき？
簡単な乾拭き程度で問題ありません。
紙質を傷める薬剤や濡れ布巾は避けてください。
Q. 何冊からでも査定依頼できますか？
1冊から歓迎しています。
セット物の場合は欠巻の有無をメモしていただくと助かります。
第6章 本を長持ちさせるケア方法
もし即売却しない場合でも、以下のケアをしておくと将来的な評価が大きく下がることを防げます。
- 通気 ─ 年に1度は本棚から出し、陰干しで湿気を逃がす。
- 直射日光の回避 ─ 日焼けは紙質を弱くし、背表紙の色褪せを招きます。
- 防虫・防カビ剤 ─ 匂いの弱いタイプを選び、過度に入れすぎない。
- 帯・月報の仕分け ─ 紛失防止にクリアポケットへまとめる。
＼ ワンポイント ／
紙魚（シミ）を見つけた場合は、温度を20℃前後、湿度を50％以下に保つことで繁殖を抑えられます。除去は無理に薬剤を使わず、掃除機で吸い取る程度が安全です。
まとめ ─ 易学書はぜひダイワブックサービスへ！
易経や奇門遁甲、六壬神課、紫微斗数。
こうした易学の専門書は、読者層こそ限られていても、一冊一冊に“次の学び手”が待っています。ダイワブックサービスでは、そうした本の橋渡し役として 買取サービスを用意しました。
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