二玄社『原色法帖選』の買取相場と高く売るコツ|揃い・不揃い・帯・月報でどう変わる?

『原色法帖選』は、書道を学ぶ上で非常に貴重な資料集であり、多くの書道愛好者やコレクターにとって欠かせない存在です。
しかし、時間の経過とともに貴重さや需要が変動するため、買取相場についての理解は必須です。あなたがこの書道書を手放す前に、買取価格を最大化するためのポイントを押さえておくことが重要です。

この記事では、二玄社が発行した『原色法帖選』の買取相場について詳しく解説し、高く売るためのコツや注意点を紹介します。揃い・不揃い・帯・月報・函の有無がどのように影響するのか、また、買取を依頼する際に気を付けるべき点も詳述しています。
さらに、写真撮影のポイントや、出張買取と宅配買取の選び方についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

原色法帖選の買取について

原色法帖選とは? 全巻概要と代表巻、改訂版の影響

多くの書道愛好者や研究者に重宝されている『原色法帖選』は、書道の技法や作品を学ぶために必須の資料集として知られています。二玄社から出版されており、全49巻からなるこのシリーズは、書道の歴史的背景や技法、名作書家の作品などが紹介されており、書道を学びたい人々にとって貴重な資料です。

各巻ごとに異なるテーマに焦点を当てており、例えば漢字、仮名、草書など、様々な書道の技法がカバーされています。書道の初心者から専門家まで、幅広い読者層にとって、必携の書籍と言えるでしょう。

代表的な巻としては、書道における名作や名筆を特集したものがあります。特に「臨書」や「模範作」の巻は、書道の技術を深めるために非常に重要であり、これらの巻が揃っている場合、特に高価で取引されることが多いです。
長年にわたり重宝されている書道書は、改訂されることが多いものです。『原色法帖選』もその一例で、改訂版では新たな書道技法や研究成果が反映され、最新の情報を提供しています。しかし、コレクターにとっては初版の価値が特に重要視されるため、オリジナル版の方が一般的には高く評価される傾向にあります。

『原色法帖選』を高く売るには? 相場の目安と“上振れ条件”

『原色法帖選』の買取相場は、書籍の状態や巻揃い、その他の付加要素によって大きく変動します。ここでは買取価格を上げるためのポイントを説明します。

全巻揃いと欠巻の影響|買取価格の違い

『原色法帖選』の買取価格は、書籍の状態や巻揃いによって大きく変動します。特に、全巻が揃っているか、欠巻があるかという点は、買取査定において重要な要素です。書道愛好者やコレクターにとって、完全なセットは非常に価値が高く、欠巻があるとその価値が大きく下がることもあります。

  • 揃い:書道愛好者やコレクターは完全なセットを求める事が多く、そのぶん需要も高くなるため、全巻揃っていると買取価格が大きく上昇します。例えば、全49巻揃った『原色法帖選』は、買取業者としても評価がつけやすい状態となります。完璧な状態で揃っていると、他の欠けている書籍セットに比べて市場価値は数倍になることもあるためです。
  • 不揃い:一部巻が欠けていると、評価は下がります。しかし、欠けている巻がそれほど重要でない場合、買取価格への影響は小さくなることもあります。例えば、シリーズの最後の巻が欠けている場合でも、他の巻が揃っていることである程度高く評価されることもあります。このような場合は、書道における基礎的な巻が欠けていない限り、他の巻が全て揃っていれば買取価格への影響は最小限に留まることもあります。特に、コレクション目的ではなく、「書」を学ぶ教科書としての需要があるためです。書道を学ぶ人々にとって、内容が豊富で、実践的な知識が得られる巻が揃っていれば、欠巻があってもそれほど価値が下がらない場合があります。そのため、全集としての完成度よりも、実際に書道を実践する上での価値が優先されることがあるのです。
  • 欠巻:欠巻がある場合、その巻によって買取価格が大きく下がることがあります。特に重要な巻が欠けている場合、価格の下振れが顕著になるため、全巻揃っている状態が最も理想的です。例えば、書道の基本となる巻が欠けている場合は、市場価値に大きな影響を与える可能性があります。

帯や函があると価格アップ? 買取価格に影響を与える要素

『原色法帖選』の買取価格には、書籍の状態や巻揃いだけでなく、付属品の有無が大きく影響します。特に、帯や函(箱)、月報などが揃っているかどうかは、買取査定において重要な要素です。これらの付加価値があることで、書籍の価値が一段と高く評価されることがあります。書道の書籍は、その内容だけでなく、状態や付属品によっても価値が大きく変動するため、これらの要素をしっかりと確認することが重要です。

  • 帯:初版帯が付いていると、買取価格は上昇します。帯は書籍のオリジナリティや発行年を示す証拠として高く評価されるため、初版帯が残っている場合は、買取時に有利に働きます。例えば、帯付きで全巻揃っている場合、査定額は数千円から数万円高くなることもあります。帯は、読者が最初に手にした証でもあり、その状態によっては、価格が大きく上昇する場合があります。帯が破れや汚れがなければ、貴重な付加価値となります。
  • 月報:月報が揃っていると、コレクターにとっては価値のあるアイテムとなります。月報には書道に関する新たな研究成果や動向が紹介されていることが多いため、貴重な資料と見なされます。書道に関する詳細な研究資料や考察が含まれているため、月報が揃っていると、それだけで市場価値が高くなることがあります。
  • 函(箱):函があることで、書籍の保存状態が良好であると認識され、買取価格が高くなることがあります。函がない場合、書籍が経年劣化しやすいと見なされ、評価が下がる可能性があります。例えば、函のない場合、買取価格が数百円から数千円下がることがあります。函は書籍の保護機能を果たし、コレクションとしての価値を高めるため、函の有無は査定に大きく影響します。

新版とオリジナル版、復刻版

「原色法帖選」に関して、オリジナル版と新版、復刻版にはそれぞれ特徴と違いがあります。書道の愛好家やコレクターにとって、これらの版は重要な意味を持っており、それぞれの版が提供する情報や価値には大きな違いがあります。ここでは、オリジナル版、新版、そして復刻版の違いについて詳しく解説します。

オリジナル版

「原色法帖選」のオリジナル版は、初めて出版された元々の版です。1970年代に登場したこの版は、書道の研究や実践において非常に重要な資料とされており、当時の書道家たちの技術や作品がそのまま収められています。このオリジナル版は、印刷の精度や使用される紙の質などが現代の基準とは異なり、歴史的な価値が高いとされています。コレクターにとっては、オリジナル版が最も価値のあるバージョンとして扱われることが多いです。

新版

オリジナル版を基にした改訂版で、現在では主に新しい書道家の作品や技術を追加したり、資料に修正を加えるために発行されています。新版は、オリジナル版に比べて、より詳細な解説や最新の研究成果を反映していることが特徴です。また、印刷技術の向上により、写真や文字がより鮮明に表現されるようになり、視覚的な品質が向上しています。そのため、実用的な参考書としても利用されることが多いです。

復刻版

オリジナル版の内容をそのまま再現したもので、現代の技術を使って印刷されたものです。オリジナル版の味わいをそのまま再現しつつ、保存性や視覚的なクオリティを向上させるために、最新の印刷技術が使用されています。復刻版は、オリジナル版にアクセスできない人々にとっては非常に貴重な選択肢となり、コレクションの一部としても価値があります。しかし、オリジナル版と比べて収集価値はやや低いとされていますが、書道研究者や愛好家にとっては非常に有用な資料です。

新版は内容が改訂されているため、状態が良くてもオリジナル版に比べて買取価格は下がる傾向があります。たとえば、初版が10万円の価値があれば、新版はその半額程度になることがあります。

買取業者の専門性が価格に影響する

書籍そのものの「状態」や「版」が同じでも、買取価格に違いが出てくる事があります。これは、買取業者によって得意分野や評価基準が異なるためです。例えば、同じ書籍であっても、業者によって査定額に違いが生じることがあるのです。

書道に特化している業者や、古書を扱う専門業者は、『原色法帖選』のような書道書籍に対して高い評価をつける傾向があります。その一方で、一般的な中古書籍を扱う業者では、書道書籍に対する知識や需要が限られているため、その価値が十分に反映されない場合もあります。

また、専門業者は帯や月報などの付属品を正確に評価し、これらが揃っていることで、さらに高い査定額がつくことがあります。逆に、書道書籍に特化していない業者では、付属品の重要性が理解されにくく、査定額が低くなることもあります。

そのため、それぞれの業者がどれだけ評価してくれるかを比較することも大切です。まずは、実際に問い合わせてみると良いでしょう。また、売るタイミングによっても価格が変動することがあるため、早めに確認するのがオススメです。

高く売るための写真撮影ガイド|背表紙・ダメージ部分の撮影ポイント

買取を依頼する際、写真撮影が非常に重要です。特に、状態が評価される部分、例えば背表紙やダメージ部分の写真をしっかり撮影することで、買取業者が書籍の状態を正確に判断しやすくなります。やりとりがスムーズになるのに加え、納得のいく査定も期待できます。特に状態の良い書籍であった場合、正確で見やすい写真を提供することで、査定額の引き上げに繋がるかもしれません。ここでは、書籍を高く売るための撮影のコツを紹介します。

  • 背(背表紙)
    書籍の背部分が傷んでいないか、擦れていないかを確認し、全体が見えるように撮影します。背が損傷している場合、買取価格に影響が出ます。例えば、背表紙が折れている場合、査定額が大きく下がる可能性があります。
  • 目次
    目次のページ全体が鮮明に写るように撮影し、各巻ごとの内容が確認できるようにします。目次は、書籍の巻数や内容、付属物の有無を把握するための重要な情報源となり、書籍が完全であるかどうかを確認する上で非常に重要です。
  • 奥付(発行日
    奥付を撮影し、発行年や出版社の情報が分かるようにします。これにより、書籍の年代や発行状況が確認できます。奥付は買取時に必ず必要な情報となるので、明確に撮影することが重要です。
  • 函(箱)
    函がある場合、その状態を確認して撮影します。函に傷がないことを示すことで、書籍の保存状態が良好であることが伝わります。もし函の角や表面に損傷がある場合、その部分も詳細に撮影することで、正確な査定を行いやすくなります。
  • ダメージ
    書籍に破れや汚れ、日焼けなどがある場合、その部分を詳細に撮影します。ダメージがある場合、その箇所がどの程度かを明確にすることで、買取価格がより正確に算出されます。

『原色法帖選』を高く売るための最後のステップ

これまでに説明したポイントをしっかりと押さえることで、最良の結果に繋げる準備は整いました。最後のステップは、実際に買取業者に査定を依頼することです。
さっそく、信頼できる買取業者に問い合わせてみましょう。まずは、無料査定を受けて、あなたの書道書がどれだけの価値を持っているか確認してみてください!