【神戸市灘区で出張買取】国文学・文芸史の専門書買取事例と査定のポイント

日本文藝史全巻を買取

ご依頼者様の

「長年の研究資料を整理するにあたり、大量の本をどう処分するか悩んでいました。
特に小西先生の【日本文藝史】のような本は、適当なリサイクルショップではなく、その価値を分かってくれる方に託したかったのです。
ダイワブックサービスさんは、古典や文学史の専門書に詳しいということで安心して依頼できました。
査定も一つ一つ丁寧で、『この本は今も研究者に求められています』とコメントを添えてくださったのが嬉しかったです。
運び出しも手際が良く、部屋がすっきり片付きました。」

買取担当より

1. 神戸市灘区・出張買取のご依頼:本の整理を決意された背景

この度は、兵庫県神戸市灘区にお住まいのお客様より、出張買取のご依頼をいただきました。
お客様は長年、大学や研究機関で国文学を専門とされていた方で、退官後の研究室やご自宅の整理に伴い、蔵書を手放すことを決められたとのことでした。

本の量は約400冊。
日本の古典文学や文芸史、言語学に関する専門書、そして貴重な著作集が中心でした。
「研究人生を共にした本たちだから、単なる古紙ではなく、きちんと価値を理解して次の研究者や愛読者に繋いでくれるところに託したい」というご要望から、専門書に特化した当社のサービスにお声がけいただきました。

灘区は大学も多く、古書への関心が高い地域です。
当社の専門知識をもって、丁寧に査定させていただきました。

2. 今回お譲りいただいた蔵書:蔵書の全体像

今回お預かりしたのは、国文学・文芸史に特化した約400冊の蔵書です。

蔵書の全体的な傾向として、日本文学史や日本思想に関する研究の基礎となるような重要書籍が多く見られました。
特に、戦後日本の国文学研究を牽引した大家の著作集や、定評のある学術的な「史」もの(通史)が中心です。

保管状態は、専門書として日常的に研究に使用されていた形跡はありますが、総じて良好でした。
書き込みも必要最小限に留められていたため、古書としては非常に綺麗な状態と言えます。
専門書は、「実用書」としてどれだけ大切に使われたかが状態の良さに直結するケースが多く、今回はまさにその良い事例でした。

3. 今回買取した書籍のご紹介:文芸史・国文学など

今回お譲りいただいた蔵書の中から、特に高評価となったのが、写真にある小西甚一先生の著作を中心とする一連の書籍です。

日本文藝史全巻を買取

一部をご紹介:小西甚一 著 『日本文藝史』など

写真に写っている【日本文藝史】(講談社 全5巻)は、国文学研究者の小西甚一先生の代表的な著作であります。
その独自の史観と鋭い洞察力で、発表当時から現在に至るまで大きな影響を与え続けている名著です。

  • 古書としての価値:学術的価値から、国文学を学ぶ学生や研究者にとって不可欠な基礎文献です。
    『日本文藝史』は大佛次郎賞を受賞したことからも、その文学史上の重要性が分かります。

  • 査定のポイント

    1. 重要性:国文学の研究分野において必携の文献であること。

    2. 揃い:全5巻が揃っていること。専門書は、一冊でも欠けると価値が大きく下がるため、「完本」であることは最重要ポイントです。

    3. 関連書籍:写真右端の【日本文学原論】など、関連する書籍も併せてお譲りいただいたことで、蔵書全体が一つのまとまった研究テーマを構成しており、査定額のアップに繋がりました。

国文学の専門書は、発行部数が少なく再販されないものも多いため、市場での需要と供給のバランスが買取価格に反映されやすいジャンルです。

4. 出張買取の流れ:スムーズな運び出しとご依頼者様からの声

今回も、神戸市灘区のご自宅まで専門スタッフが伺い、以下の流れでスムーズに買取を完了いたしました。

  1. お問い合わせ・訪問:お客様のご都合の良い日時を調整し、迅速に訪問いたしました。

  2. その場での査定:約400冊の書籍を、専門知識を持ったスタッフがその場で丁寧に拝見し、適正な査定額をご提示しました。

  3. ご承諾・お支払い:査定額にご納得いただき、その場で現金にて全額をお支払いいたしました。

  4. 梱包・運び出し:当社スタッフが梱包材を用意し、本棚からの取り出し、段ボール詰め、運び出しまで全て責任をもって行いました。

5. 最後にまとめ:神戸市灘区で本の整理・売却をご検討中の方へ

この度は、神戸市灘区のお客様より、貴重な国文学・文芸史の専門書をお譲りいただき、心より感謝申し上げます。

  • 退官・転居に伴う研究室の蔵書整理

  • ご遺族による専門書や古書の整理

をご検討中の方は、ぜひご相談ください。
お客様の大切な知識の財産を、適正に評価し、次に活かせるよう丁寧に橋渡しさせていただきます。

関連情報
買取ジャンル
地域情報

専門書・学術書の
買取実績

買取実績一覧