感情史の始まり

かつて、フランスの歴史学者・リュシアン・フェーブルが感情研究を提唱しました。
ですが、当時はさほど注目される事はありませんでした。
ですが、時代の流れのなかで次第にその存在は重要性を増し学問においては見直されてきました。

21世紀になり、あらゆる事件や歴史文章を理解するために感情という視点が取り入れられました。

本書では、感情史の過去と現在、そして未来が見えてきます。
感情というのは、時代や地域それに文化が異なる事で生まれた社会構築主義なのか。
それとも、人類共通の普遍的なものなのか。この2つの見方から、感情そのものの本質を探っていきます。
歴史学において、感情がいかに重要な存在なのかについても綴られています。
感情史を理解する事は、様々なジャンルの学問で必要になってきます。

感情とは何か？感情とは、人だけのものなのか？そういった問に真正面から向き合った一冊です。

                                                                                                                       2023年2月の買取価格です