タコの心身問題　頭足類から考える意識の起源

心とは、一体どこから生じるものなのでしょう？
人や鳥類などの脊椎動物。
そして、タコなどの頭足類動物。
この2つは、全く異なる心と内面、知性を持っています。
著者は、頭足類と出会う事は地球外の生命体に出会うのと最も近い体験だと語ります。
タコというのは、全く不思議な生き物だと本書は語ります。
脳よりも8本の腕の方に多くのニューロンがあり、まるで腕自体に思考能力があるようなのです。

更に、著者はタコ達が集まる「オクトポリス」に関しても触れています。
タコ達に備わっている社会性は、彼らが実はとてもお茶目なのだという事を教えてくれます。

タコになったら、どんな気分になるのでしょう？
この問題と向き合う事で、心とは何かや身体との関係性についてもわかってくるかもしれません。

                                                                                                                       2023年3月の買取価格です