ハッピークラシー　「幸せ」願望に支配される日常

誰もが幸せになる権利があります。
ですが、幸せを目指すべきと周囲から押し付けられるのは違います。
こうした、幸せを探求させようとする広告や言葉は際限のない自己啓発や自己管理へと人々を向かわせます。
それは、真実の意味で幸せと言えるのでしょうか。

怒りというネガティブな感情は、悪であると決めつけられていますが本当に必要ないものなのでしょうか？
ポジティブだったら、それは必ずしも善なのでしょうか？
なぜ、こうしたハッピークラシーのような考え方が生まれたのかこの本が教えてくれます。
90年代に作られたポジティブ心理学。過去の批判的な指摘も踏まえた上で、真の幸せについて綴られています。
心理学者と社会学者という、違うジャンルに携わる著者達だからこそこの問題と向き合えたのです。

幸せについて、1度じっくり考えたい人にとってはピッタリな一冊です。

                                                                                                                       2023年3月の買取価格です