音楽の理論【講談社学術文庫】

べートーベンが作曲した「田園」という曲を知っているでしょうか？
なぜ、この曲を聴くと心が穏やかになるのでしょう。
音楽理論を理解する事は、こうした疑問を解き明かす鍵にもなるのです。

音楽理論の本というと、難しい文章がびっしり並んでいるイメージを持っている人もいるでしょう。
ですが、本書では、クラッシック音楽を体系的に学ぶ事ができます。
様々な視点からクラッシックを知る事で、その魅力が更に伝わりやすくなります。
数々の名曲を例に説明されているため、よりわかりやすく理解できるようになっています。
バロック以前の曲や無調・多調音楽など多彩な楽曲を題材にして、和声やリズムなど基本的な事を詳しく教えてくれるためクラッシックに詳しくない人でもわかりやすくなっています。

高さが異なる複数の音が重なる和声や、曲の途中で調を転換させる転調、更には、リズムと旋律など音楽を志す人にとって必要な知識が豊富に書かれています。

本書を読んでからクラッシックを聴くと、よりその深さを理解する事ができるでしょう。

音楽理論を身につける事で、音楽がどのように作られているかが具体的にわかります。
作曲をする時や、アレンジを加える時にも大いに役立つ1冊です。

                                                                                                                       2023年7月の買取価格です