【一宮市】古代史と民俗学、環境考古学の蔵書 約1500冊を遺品整理で出張買取 梅原猛や安田喜憲

上段に妖怪や古代日本正史などの単行本、下段に日本神話の考古学や古事記の暗号などの新書が詰まった書棚
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ご依頼者様の

父が長く集めていた本で、書棚が扉つきだったこともあり量が分からなくなっていました。神話や古代史の本と、農業や植物の本が混ざっていて、どこに出せばよいのか見当がつきませんでした。棚から出さなくてよいと言っていただけたので、そのままお任せできました。

買取担当より

神話を読む棚と、土と気候を読む棚が並んでいました

愛知県一宮市で、古代史と民俗学、環境考古学の蔵書を約1,500冊お譲りいただきました。梅原猛『葬られた王朝 古代出雲の謎を解く』(新潮社)の隣に、安田喜憲『気候が文明を変える』(岩波書店)が並んでいます。遺品整理でのご依頼でした。

安田喜憲の文明論や龍の起源、近江の考古学などが並ぶ段と、その下に縄文人になるや古天文学の道が続く段

一宮市 古代史と民俗学の蔵書 約1,500冊の出張買取

  • ご依頼者 一宮市のお客様
  • お譲りいただいた書籍 梅原猛『葬られた王朝』、安田喜憲『気候が文明を変える』、吉田敦彦『日本神話のなりたち』など約1,500冊
  • 買取日 2026年8月22日
  • お伺い先 一宮市内のご自宅
  • ご依頼の背景 遺品整理
  • 買取方法 出張買取
  • 当日の対応 書棚の段ごとに内容を確かめ、上の段から順に抜いて箱詰めしました

扉のついた書棚に、隙間なく詰まっていました

ガラス扉のついた書棚が並び、どの段も背が隙間なく詰まっていました。単行本の段と新書の段が交互になっていて、新書の段は本が薄いぶん冊数が多く入ります。

約1,500冊のうち、半分近くが新書と選書でした。

花粉を調べる本と、神話を読む本が隣り合っていました

目を引いたのは環境考古学の並びでした。安田喜憲の『気候が文明を変える』(岩波書店)、『文明は緑を食べる』(読売新聞社)、『日本文化の風土』(朝倉書店)、『大河文明の誕生』『龍の文明史』が5冊続けて差してあります。

安田喜憲は花粉の分析から過去の植生を復元し、そこから文明の盛衰を論じた研究者です。

その隣が神話と古代史でした。梅原猛の『葬られた王朝』と『神殺しの日本』、吉田敦彦の『日本神話のなりたち』『神話と近親相姦』、大和岩雄の『鬼と天皇』『日本にあった朝鮮王国』。さらに上田正昭『森の神々と民俗』、内藤正敏『日本のミイラ信仰』と続きます。

下の書棚に移ると、山下惣一『農のモノサシ』や渡辺京二『逝きし世の面影』、植物と農業の本が並びます。

神話を読む棚と、土と気候を読む棚が、同じ書架のなかにありました。

梅原猛の葬られた王朝や神殺しの日本が並ぶ段と、その下に農のモノサシや奇跡のリンゴが続く段

書棚にあった主な本

環境考古学

  • 安田喜憲『気候が文明を変える』(岩波書店)
  • 安田喜憲『文明は緑を食べる』(読売新聞社)
  • 安田喜憲『日本文化の風土』(朝倉書店)
  • 安田喜憲『大河文明の誕生』『龍の文明史』

神話と古代史

  • 梅原猛『葬られた王朝 古代出雲の謎を解く』(新潮社)
  • 梅原猛『神殺しの日本』
  • 吉田敦彦『日本神話のなりたち』『神話と近親相姦』
  • 大和岩雄『鬼と天皇』『日本にあった朝鮮王国』

民俗と信仰

  • 上田正昭『森の神々と民俗』
  • 内藤正敏『日本のミイラ信仰』
  • 飯島吉晴『一つ目小僧と瓠箪』(新曜社)

農と暮らし

  • 渡辺京二『逝きし世の面影』
  • 山下惣一『農のモノサシ』
  • 松村賢治『旧暦と暮らす』

歴史書と郷土資料の買取で棚のどこを見ているかは、別の記事にまとめています。

新書と選書が多い蔵書は、金額の出方が変わります

正直に申し上げると、新書と選書はまとまった冊数があっても金額には出にくいものです。もともとの定価が低いためで、今回も金額の大半は単行本のほうから出ています。

ただし岩波文庫や東洋文庫、講談社学術文庫のように絶版が多く探されている叢書は別に見ています。今回も角川選書と岩波科学ライブラリーはそちらで扱いました。

扉つきの書棚に入っていたぶん、日焼けはほとんどありませんでした。かわりに下の段の本は、上の重みで小口が波打っています。

愛知県は約500冊から出張で伺う目安です。名古屋市の各区、春日井市、豊明市、岡崎市へも同じ日程の中で回ります。

書棚の前でうかがったこと

新書ばかりで恥ずかしいのですが

そのままお声掛けください。新書は金額に出にくいものの、単行本や選書が混ざっていれば全体で見ます。この日も約1,500冊のうち半分近くが新書と選書でしたが、分けずにすべて拝見しました。

書棚から出さずに置いてあります

出していただかなくて結構です。この日も扉を開けたところから、段ごとに拝見しました。並びを見れば何を集めていた方かが分かりますので、そのままのほうが早く進みます。

同じ著者の本が何冊も重なっています

重複していても、そのまま拝見します。同じ著者を追って集めた棚では、版が違うものや改訂版が並んでいることがあり、それぞれ別に見ています。今回も同じ著者のものが5冊続いていました。

神話と気候をひと続きで読んだ蔵書の旅立ち

出雲の神話から花粉の分析まで、分野の名前は違っても、日本の成り立ちを追いかけた一つの棚でした。同じ関心をお持ちの方の手元へ送り出します。

愛知県一宮市より、ダイワブックサービスにお声掛けくださりありがとうございました。

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