【伊丹市】遺品整理で出た『普請研究』と『寺院建築の研究』 建築史と陶磁の本約1,000冊を出張買取

『普請研究』第8号から第40号が背の特集名を見せて並び、右に福山敏男『寺院建築の研究』上中下がある棚
買取情報
買取ジャンル
地域情報

ご依頼者様の

父の本は建築の会誌と焼き物の図録が別の部屋にあり、どこから手をつけてよいか分かりませんでした。部屋ごとに見ていただき、内訳まで教えてもらえました。

買取担当より

『普請研究』が第8号から第40号まで並び、福山敏男『寺院建築の研究』と戦前の陶磁図録もありました

伊丹市で、遺品整理のご相談により、建築史と陶磁の本約1,000冊を出張買取しました。普請帳研究会の会誌『普請研究』約30冊と福山敏男『寺院建築の研究』上中下(中央公論美術出版)、野守健『高麗陶磁の研究』や『日本の陶磁』(東都文化出版)がありました。

『普請研究』第8号から第40号が背の特集名を見せて並び、右に福山敏男『寺院建築の研究』上中下がある棚

今回の買取

  • ご依頼者 伊丹市にお住まいのご遺族
  • お譲りいただいた書籍 建築史の研究書と会誌、社寺建築の修理に関する本、戦前から戦後の陶磁の図録
  • 買取日 2026年9月
  • お伺い先 伊丹市
  • 買取方法 出張買取
  • 冊数 約1,000冊
  • 当日の対応 建築の会誌は号数を背で数え、陶磁の図録は函から出して図版の状態を見ました。金額はその場でお伝えし、お支払いのあとに車へ積み込んでいます

『普請研究』は普請帳研究会の会誌で、1982年から1992年まで40号が出ています

『普請研究』は、普請帳(建物を建てたときの記録帳)を研究する普請帳研究会が出していた会誌です。国立国会図書館の記録では、1982年9月の創刊号から1992年9月の第40号まであります。今回あったのは第8号から第40号で、背に特集名が入っています。第13号「会津喜多方の煉瓦蔵発掘」(1985年9月)、第14号「飛騨高山のそふとな町づくり」、第17号「中世東寺における造営の様相」、第21号「伊勢神宮 国宝保存法の時代」、「大工・田中文男」の号と続きます。

社寺の修理に関わる号が多く、「文化財建造物の修理技術集団」「禅宗様建築 正福寺地蔵堂昭和修理記録」「能登妙成寺の天明六年修理仕様」「古建築の修理周期と普請帳」の号がそろっていました。

福山敏男『寺院建築の研究』上中下と、社寺建築の研究書

同じ棚に、福山敏男『寺院建築の研究』上中下(中央公論美術出版)がありました。1982年6月から1983年3月に出た『福山敏男著作集』の第1巻から第3巻にあたる本で、上巻には栄山寺の資料と文献の目録が入っています。このほか『中国建築史論考』と『社寺建築の研究』の背があり、建築史をずっと追ってこられた方の棚だとわかる並びでした。

建築史の研究書と会誌は、単行本と会誌を分けずに見ています。建築家と設計者の蔵書を棚の並びから見ていく建築書の買取の記事に、その見方を書いています。

別の部屋には野守健『高麗陶磁の研究』と戦前の陶磁図録が重ねてありました

野守健『高麗陶磁の研究』、『日本の陶磁』、『支那明初陶磁図鑑』など古い陶磁の図録が函の背を見せて重なった山

陶磁の本は別の部屋に、函の背を見せて重ねてありました。野守健『高麗陶磁の研究』、奥田誠一・小山冨士夫・林屋晴三 編『日本の陶磁』(東都文化出版)、『支那明初陶磁図鑑』、『東洋古陶磁』の中国編と日本編、『杉原長太郎氏蒐集考古品図録』がありました。戦前の図録は、函の角が破れているものがありました。

建築史と陶磁は分野が違いますが、社寺の建築と出土品や古い焼き物は、同じ研究者の棚にあることが珍しくありません。今回も別の部屋の本をまとめて見せていただきました。

背で読めた主な書籍

建築史

  • 普請帳研究会『普請研究』第8号から第40号(1983年から1992年)
  • 福山敏男『寺院建築の研究』上中下(中央公論美術出版)
  • 『中国建築史論考』、『社寺建築の研究』

陶磁と考古

  • 野守健『高麗陶磁の研究』
  • 奥田誠一、小山冨士夫、林屋晴三 編『日本の陶磁』(東都文化出版)
  • 『支那明初陶磁図鑑』、『東洋古陶磁』中国編・日本編
  • 『杉原長太郎氏蒐集考古品図録』

伊丹市へは神戸営業所が担当します。約200冊あれば伺います

約1,000冊のご依頼で、神戸営業所が担当しました。伊丹市なら約200冊あれば伺います。これまでの伊丹市の記事は、伊丹市で芸術史の本約500冊を買取した案件伊丹市で大学教授の哲学と心理学の本約2,500冊を買取した案件です。

美術と建築の大型本では、宝塚市で大型の美術図録と個人全集5,000冊を買取した案件のように、1階と2階に分かれた蔵書も1日で運び出しました。

会誌の号の抜け、函の破れた戦前の図録、分野の分からない遺品の本についてのご質問

Q. 伊丹市で父の本を整理しています。建築の会誌が30冊ほどありますが、号が飛んでいます。買取できますか。

A. できます。会誌は号が抜けていても買取対象で、今回の『普請研究』も第8号から第40号のうち何号かが抜けていました。並べ直さずに、そのままの順で結構です。号の確認は当日こちらでします。

Q. 戦前の陶磁の図録で、函の角が破れています。値段はつきますか。

A. 拝見します。函の破れと図版のしみは減額の要因になりますが、『支那明初陶磁図鑑』のように戦前の図録は本体の図版が残っていれば査定しています。函は捨てずに、本と一緒にしておいてください。

Q. 遺品の本で、建築の本と焼き物の本が別の部屋にあります。どちらの分野か家族には分かりません。

A. 分からなくても大丈夫です。今回も建築史の本と陶磁の図録が別の部屋に分かれていて、こちらで分野ごとに分けて金額を出しました。部屋ごとに見せていただければ、その場で内訳をお伝えします。

建築史の会誌と戦前の陶磁図録、ご愛蔵書を次の研究者へつなぐお手伝いを終えて 伊丹市

『普請研究』の第8号から第40号と福山敏男『寺院建築の研究』、野守健『高麗陶磁の研究』がそろっていました。社寺の建築と古い焼き物を、同じ目で見てこられた蔵書です。次に調べる方の手に渡していきます。

伊丹市より、ダイワブックサービスにお声掛けくださりありがとうございました。

建築書・建築史の
買取実績

買取実績一覧