
呉昌碩篆刻字典 増補第三版
| 参考買取価格 | 600円 |
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| 著者 | 伏見 冲敬 |
|---|---|
| 出版社 | 雄山閣 増補第三版 |
| 出版年月 | 2017/2/23 |
| ISBN/規格番号 | 978-4639024491 |
| 定価 | 4,400円 |
| 買取ジャンル | 書道の本 |
商品について
書名に、知る人ぞ知る二つのキーワードが入っています。篆刻と呉昌碩です。
「篆刻(てんこく)」
篆書(てんしょ)を刻む。具体的には「石・木・銅などの印材に、篆書を使って印を刻む」ことを意味します。
篆書(篆書体)とは、漢字の最も古い書体のことです。広い意味では中国で秦の時代より前に使われていた全ての書体を指しますが、一般的には秦の始皇帝が国を統一したときに標準書体として制定した「小篆(しょうてん)」のことをいいます。
篆書体は日本にも伝わり、今でも主に公印で使用されています。よく目にするのは、紙幣の捺印です。
紙幣の表には「総裁之印」、裏には「発券局長」という、篆書体の印影が見られます。
そして、パスポートにも「日本国旅券」と篆書体で記されているのです。
篆刻に話を戻しましょう。
篆刻された「印」においては、筆で篆書を書くときの「筆意」が、刻した文字に現れることが大切だといわれます。刻された文字には筆勢があり、美しさに溢れたものでなければならないとされるのです。このことから、篆刻は書道の一つの分野とみなされています。
そしてもう一つのキーワードは「呉昌碩(ご しょうせき 1844〜1927年)」です。
中国清朝末期から近代にかけて活躍した書家・篆刻家・画家です。清代最後の文人といわれ、特に篆刻について非常に高い評価を得ています。
本書は、呉昌碩が遺した膨大な数の作品の中から精選された文字を収録しており、篆刻作品を製作するにあたって必携といえるものです。
また、この第三版になって總畫索引・音索引が増補されて充実し、より使いやすくなっています。
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