明代大蔵経史の研究 南蔵の歴史学的基礎研究

明代大蔵経史の研究 南蔵の歴史学的基礎研究【野沢佳美・汲古書院】

『明代大蔵経史の研究 南蔵の歴史学的基礎研究』は、中国・明代に南京で開版された大蔵経「南蔵」を、歴史学・書誌学の観点から実証的に研究した専門書です。立正大学の野沢佳美による研究で、汲古書院から1998年に刊行されました。大蔵経(仏教経典の集成)の出版史を読み解くための基礎研究です。

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著者野沢佳美
出版社汲古書院
出版年月1998年
ISBN/規格番号
定価
買取ジャンル専門書・学術書宗教書・仏教・神道歴史書・歴史の本

商品について

『明代大蔵経史の研究』はどんな本か

『明代大蔵経史の研究 南蔵の歴史学的基礎研究』は、中国・明代に南京で開版された大蔵経「南蔵(なんぞう)」を取り上げ、その成り立ちや流通、伝来を、歴史学・書誌学の手法で実証的に研究した専門書です。立正大学の野沢佳美が、これまで重ねてきた研究をまとめたもので、汲古書院から刊行されました。仏教の経典そのものを読むための本ではなく、大蔵経がどのように作られ伝わったかという「出版と歴史」を明らかにする一冊です。

大蔵経とは

大蔵経は、仏教の経(きょう)・律(りつ)・論(ろん)をまとめた膨大な仏典の総集で、一切経(いっさいきょう)とも呼ばれます。中国では宋代以降、国家がつくる官版や、寺院・民間がつくる私版など、さまざまな大蔵経が刊行されてきました。日本に伝わった仏教の経典の多くも、こうした中国の大蔵経をもとにしています。大蔵経の歴史を調べることは、仏教がどのように受け継がれてきたかをたどることでもあります。

明代の大蔵経と「南蔵」

明の時代には、国家がつくった官版の大蔵経として、南京で開版された「大明南蔵(南蔵)」と、北京で開版された「大明北蔵(北蔵)」がありました。このうち南蔵には、はじめに刻まれた初刻(洪武南蔵)と、のちに刻み直された再刻(永楽南蔵)があります。本書は、この南蔵に焦点をあて、いつ・どのように開版され、どう伝わっていったのかを、史料にもとづいてていねいに跡づけています。

本書の研究の特徴

本書の特色は、仏教思想の解釈ではなく、版本や記録といった史料から大蔵経の歴史を組み立てる「歴史学的・書誌学的な基礎研究」にある点です。南蔵の開版の経緯や、その後の伝来・流通を、確かな史料に即して論証しています。明代の仏教と出版文化を考えるうえでの土台となる研究で、専門的に大蔵経を扱う際の参照資料として位置づけられます。発行元の汲古書院は、中国学・東洋学の学術書を数多く手がけてきた出版社です。

どんな方に役立つ本か

中国仏教史や明代史を研究する方、大蔵経・経典の書誌に関心のある方、寺院や図書室で仏教資料を扱う方に向いた専門書です。一般の流通が限られる学術書のため、研究室や寺院の蔵書として持たれていることが多く、研究資料としての価値があります。大蔵経や東洋史の専門書をまとめてお持ちの場合の一冊としても適しています。

『明代大蔵経史の研究』の買取について

ダイワブックサービスでは、仏教・中国史・書誌学などの学術専門書の買取に対応しています。参考買取価格は宅配買取時のもので、函や状態・時期によって変動いたします。一冊でのご相談はもちろん、ほかの仏教書・東洋史・大蔵経関連の専門書とあわせてのご相談も承ります。大学研究室や寺院の蔵書整理で、専門書がまとまって出る場合もお気軽にご相談ください。

著者について

野沢佳美は、中国仏教史・大蔵経の研究を専門とする研究者で、立正大学で教鞭をとってきました。とくに明代の大蔵経(南蔵・北蔵)の書誌と歴史に関する研究で知られ、本書はそのうち南蔵についての基礎研究をまとめたものです。

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