私訳　歎異抄

全ての人を救おうという誓いをたて、厳しい修行のもとに悟りを開いた特別な仏。
それが、阿弥陀仏です。
阿弥陀とは、「永遠の時間（いのち）」であり、「限りなき光明（ひかり）」を意味します。
この本は、煩悩や生死流転を繰り返し、「この世に執着する情けない私たちへのヒント集」と言っても過言ではないかもしれません。

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商品について

五木寛之著「私訳歎異抄」は、弟子の唯円が親鸞の教えをまとめたとされる『歎異抄』の文庫本です。

親鸞の思想に深く触れた著者が、その言説をまとめ、現代の日本語を使って主観的に翻訳しています。

「歎異抄」の原典は難しく読み進めるのに苦労しますが、本書は古めかしい経典ではなく、現代社会にも通じるドキュメンタリーといっても過言ではありません。
「生きるのが辛い、でも、死ぬのが怖い」そんな現代人に親鸞は何を伝えることは何かを読み解きます。

漢字に振り仮名が付けられていて、読みやすくなっています。
構成は、「まえがき、私訳歎異抄18章、歎異抄原典、親鸞とその時代（解説/五味文彦）」の全145ページです。

2022年12月の買取価格です

著者について

1932年福岡県八女市（旧：八女郡）出身。
小説家、随筆家。ジャズをテーマにした「さらばモスクワ愚連隊」で作家デビューを果たします。
その後、「青ざめた馬を見よ」で直木賞受賞。「大河の一滴」「生きるヒント」などのベストセラーをはじめ、演歌の世界を描いた「艶歌」や北欧が舞台の「切りのカレリヤ」、長篇作「海を見ていたジョニー」などがあります。