ちくま学芸文庫『正史 三国志』8冊と外箱。左端の第1巻は表紙に朱色の線の人物画と「魏書I」、第2巻から第8巻は背に巻数と訳者名、右に黒と茶色で馬や人を描いた箱

正史 三国志 全8巻揃【筑摩書房】陳寿 著 裴松之 注 今鷹真 井波律子 小南一郎 訳 魏書 蜀書 呉書 魏志倭人伝 ちくま学芸文庫 外箱付 1992〜93年

陳寿が編んだ中国の歴史書『三国志』を、裴松之の注まで日本語に訳した文庫8冊です。筑摩書房のちくま学芸文庫で1992年12月に第1巻が出て、1993年7月の第8巻で完結しました。魏書4冊、蜀書1冊、呉書3冊に分かれ、第8巻には年表と人名索引が付きます。参考買取価格は1,900円です。

参考買取価格1,900円

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著者陳寿 著 / 裴松之 注 / 今鷹真、井波律子、小南一郎 訳
出版社筑摩書房
出版年月1992年12月〜1993年7月
ISBN/規格番号9784480080400
定価
買取ジャンル専門書・学術書歴史書・歴史の本人文科学書

商品について

正史 三国志 8冊の中身と訳者

  • 第1巻 魏書1 魏書の第1から第6。曹操たちの帝紀(皇帝の記録)4巻、后妃伝、董卓・袁紹・袁術・劉表の伝。今鷹真と井波律子 訳。1992年12月
  • 第2巻 魏書2 魏書の第7から第13。呂布や陶謙、曹仁・曹洪・夏侯惇らの伝。井波律子と今鷹真 訳。1993年1月
  • 第3巻 魏書3 魏書の第14から第22。郭嘉、張遼、于禁、曹植らの伝。今鷹真 訳。1993年2月
  • 第4巻 魏書4 魏書の第23から第30。諸葛誕、鍾会、華佗、管輅らの伝と、倭人の記事を含む烏丸鮮卑東夷伝。今鷹真と小南一郎 訳。1993年3月
  • 第5巻 蜀書 蜀書の全15巻。劉備、諸葛亮、関羽、張飛、馬超らの伝。井波律子 訳。1993年4月
  • 第6巻 呉書1 呉書の第1から第7。孫堅、孫策、孫権と張昭らの伝。小南一郎 訳。1993年5月
  • 第7巻 呉書2 呉書の第8から第15。周瑜、魯粛、呂蒙、陸遜らの伝。小南一郎 訳。1993年6月
  • 第8巻 呉書3 呉書の第16から第20。孫峻や陸凱らの伝と、年表、人名索引。小南一郎 訳。1993年7月
  • 原著と注 陳寿 著。裴松之 注
  • 版元 筑摩書房。ちくま学芸文庫の整理番号はチ-1-1からチ-1-8
  • 刊行 1992年12月から1993年7月
  • 刊行時の定価 各巻1,500円(税込。国立国会図書館の書誌の記載)
  • セットのISBN 978-4-480-08040-0(筑摩書房の全8冊セットのページから)
  • 体裁 文庫判(高さ15cm)。写真ではセット用の外箱が付いています
  • 参考買取価格 1,900円

世界古典文学全集の三国志3冊を、文庫で8冊に分けた全訳です

陳寿の本文と裴松之の注を、どちらも省かずに日本語に訳しています。もとは筑摩書房の世界古典文学全集の第24巻『三国志』です。全集ではA、B、Cの3冊に分けて、1977年から1989年にかけて出ました。

文庫では、魏書が4冊、蜀書が1冊、呉書が3冊になりました。刊行は毎月1巻で、8か月続きました。第1巻と第5巻の巻末には地図が入っています。

中身は、後漢の末の大乱から呉が滅ぶまでの100年足らずの歴史です。人物ごとの伝を積み重ねる形で書かれています。日本で魏志倭人伝と呼ばれる倭人の記事は、第4巻の烏丸鮮卑東夷伝に入っています。

名前の似た本があるので、版元と冊数で見分けます。ちくま文庫の『三国志演義』全7巻も井波律子の訳ですが、こちらは元末から明初の羅貫中の小説です。徳間書店の『正史 三国志英傑伝』全4巻は同じ陳寿の三国志を、『中国の思想』刊行委員会が編訳して1994年に出したものです。

朱色の人物画が表紙の第1巻と、馬の図柄の外箱

8冊のうち、表紙が写っているのは第1巻です。表紙には赤い字で「三国志」、その下に黒い字で「魏書I」と、訳者の今鷹真と井波律子の名前が入っています。まん中には、冠をかぶったひげの人物が朱色の線で描かれています。

背が見えるのは第2巻から第8巻の7冊で、いちばん上に整理番号が入っています。第2巻なら「チ」「1」「2」と縦に並び、その下に書名と巻数、陳寿と訳者の名前があります。外箱は黒と茶色で馬や人の姿を描いた図柄で、白い札に「正史 三国志」と陳寿、裴松之の名前が刷られています。帯は写真には写っていません。

状態で見るところ

ご依頼の前に確かめておきたいこと

  • 魏書から呉書まで8冊あるか。巻ごとに単品でも売られていたので、端本(一部の巻だけ)でお持ちのこともあります。抜けていても買取します
  • セット用の外箱があるか。なくても査定します。箱の角のつぶれと、図柄の面の擦れを見ます
  • カバーの背の日焼け。8冊を並べて、背の白さに差がないかを見ます
  • 天地小口の焼けとシミ、第1巻と第5巻の巻末にある地図のページの傷みを確かめます
  • 奥付の刷数を、8冊それぞれ確かめます

資治通鑑や世界史の通史など、歴史書の買取価格

中国の歴史書では、『校刻 資治通鑑』全100冊の7,600円のページがあります。北宋の司馬光が年の順に書いた歴史書を、明治期に和装本で出したものです。外国の歴史書の翻訳は、創元社『図説 世界の歴史』全10巻の4,500円にしています。

石川県金沢市で約2,000冊を買取した記事では、宮城谷昌光『三国志』と集英社『全釈漢文大系』全33巻がありました。漢籍(漢文で書かれた中国の本)から日本史の本まで入った蔵書でした。

買取について

ちくま学芸文庫『正史 三国志』全8巻の参考買取価格は1,900円です。2026年9月時点の相場をもとにした参考価格で、状態や時期によって変動します。

宅配でお送りいただくことも、こちらから伺って買い取ることもできます。ほかにも漢籍や中国史の本がまとまっていれば、歴史の本の買取についてをご覧ください。

著者について

陳寿(233〜297)は、いまの四川省にあたる安漢の出身で、中国の西晋の歴史家です。字(あざな)は承祚といいます。三国のうちの蜀に仕え、蜀が滅んだあとは晋の張華に認められて著作郎(国の歴史をまとめる役人)となり、『三国志』を編みました。注を付けた裴松之(372〜451)は南朝宋の人で、200種を超える史料を調べて本文を補いました。この文庫では、今鷹真、井波律子、小南一郎の3人が巻を分けて訳しています。

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