研究室の蔵書は、当店がいちばん探している本です
大学研究室の蔵書を出張買取しています。退官や移転の期限に合わせて伺い、守衛室での入構から運び出しまで当店が段取りします。これまでに吹田市の国文学と言語学約5,000冊、大阪府の心理学約3,000冊、神戸市の心理学と生物学2,324冊、大阪市北区の東南アジア文化学約2,000冊、西宮市の映画研究と社会学が段ボール30箱。棚のまま拝見して傷めないように箱に詰め、次の研究者へ渡します。

研究室の棚で見ているもの
研究室の本は、同じ分野の個人の蔵書と造りが違います。叢書は別巻と索引までそろい、洋書が原語のまま並び、紀要と抜刷が本のあいだに挟まっています。棚の前では、そうした研究室ならではの並びを順に見ています。
叢書は別巻と索引までそろっているかを見ます 『訓點語彙集成』全8巻と別巻
吹田市の国文学と言語学の研究室では、築島裕 編『訓點語彙集成』(汲古書院)が全8巻と別巻でそろっていました。西端幸雄・室城秀之ほか編『うつほ物語の総合研究』(勉誠出版)、ひつじ書房の言語学書、平安文学と和歌の研究書、古典籍の索引。20年以上使われてきた棚で、索引と別巻が本編の横にありました。
研究室の叢書は、個人の蔵書より別巻や索引が残っている割合が高い。研究に使う本は索引がないと役に立たないためです。当店はそろいで金額をつけますので、別巻と補巻が棚のどこにあるかを先に見ます。抜けていても金額をつけます。柳田國男全集は1巻から33巻の33冊で21,000円、幾何学大辞典は補巻Iを欠いた7冊で15,000円をつけています。

辞典と事典は、版と補巻と定価の桁を見ます
研究室の辞典は版で中身が変わります。槇書店の幾何学大辞典は本編6巻に補巻が2冊あり、補巻IIだけの7冊で15,000円。東海大学出版会の訓読 説文解字注は石・絲・金・竹・匏の全5巻で15,000円。講談社のニューグローヴ世界音楽大事典は本巻21巻と別巻2の23冊で、定価52万円に対して14,000円です。小学館の中薬大辞典は全5巻で13,000円。
定価が高いほど金額も高いとは限りません。大型の事典と個人全集の相場は一時期より下がっていて、定価の数十分の一になるものがあります。棚にある辞典の版と補巻の有無を、背の写真で確かめてからお答えします。
専門書と一般書が同じ棚にあります 心理学の隣に哲学と精神医学
大阪府の研究室の約3,000冊は、棚の中心が心理学で、哲学と精神医学が同じ棚に来ていました。心を扱う研究では、測る本、考える本、診る本が一か所に集まります。神戸市の研究室の2,324冊は、心理学、情報科学、生物学、生物進化、文化史と広がり、専門書から一般書までが一つの棚にありました。
分野をまたいで並んでいるのが研究室の棚の普通の姿ですので、分けなくて構いません。全部を数え、金額になる本とならない本をその場で分けてお伝えします。
研究室でよく見る版元 汲古書院、勉誠出版、ひつじ書房、京都大学学術出版会
研究室の棚には、書店の平台にはあまり並ばない版元の本が集まります。吹田市の国文学の研究室では汲古書院、勉誠出版、ひつじ書房。哲学と心理学の研究室では岩波書店の全集と講座、みすず書房、白水社の著作集、法政大学出版局の叢書ウニベルシタス。理系では培風館、槇書店、オーム社、京都大学学術出版会。歴史と民俗では吉川弘文館、中央公論社の全集、筑摩書房の集成。
こうした版元の本は刷り部数が少なく、絶版になると古書でしか手に入りません。函の背に版元の名前があれば、それだけで研究室の本だと分かります。背が読める写真が1枚あれば、伺えるかどうかを見て返事します。
書名まで読めなくても、版元が読めれば足ります。

洋書がまじる棚もそのままで プレイヤード叢書と東南アジア研究の英語本
吹田市の別の研究室では、フランス文学と哲学と文化史の本に、プレイヤード叢書の革装の背と『吉田秀和全集』が並んでいました。大阪市北区の研究室は東南アジアの文化学で、洋書まじりの約2,000冊を2時間少々で拝見しています。西宮市の研究室にはブルデュー『ディスタンクシオン』IとII、ハーバーマス『コミュニケーション的行為の理論』、ルーマン『社会の社会』の翻訳が並んでいました。
洋書がまじっていても、分けておかなくて構いません。日本語の本と一緒に拝見して、金額のつくものとつかないものをその場でお伝えします。

紀要と抜刷とコピー製本は、当日こちらで分けます
研究室には、学会誌の抜刷、大学の紀要、論文を綴じたコピー製本が必ずあります。本のあいだに挟まっていることが多く、抜いておかなくてよいです。本との仕分けは当日こちらでして、値段のつかないものも一緒に引き上げます。
大学名の印や蔵書印が押してある本は、そのまま拝見します。印を消す処理は当店ではしていませんので、個人の情報が入った資料だけは先に抜いておいてください。
値段がつきにくいのは、抜刷と紀要と、改訂の多い教科書の旧版です
研究室の本で金額がつきにくいものも書いておきます。学会誌の抜刷と大学の紀要、論文のコピー製本、学生に配るために何冊も買った教科書の複本、改訂を重ねる入門教科書の旧版です。三重県亀山市の遺品整理では、数千冊の蔵書のうち金額がついたのは数学と物理の専門書約300冊でした。
値段がつかない本も、研究室に残して帰ることはしません。一緒に引き上げます。金額がつく本とつかない本は、当日その場で分けてお伝えしますので、事前に選り分ける手間は要りません。
研究室の本で、捨ててよいものはほとんどありません。
退官と移転で伺った研究室の実例
大学の研究室へ伺うきっかけは、退官(大阪府、神戸市、西宮市、奈良)、研究の節目の整理(吹田市)、教授のご自宅の引越(伊丹市)、亡くなられた先生の書斎(東大阪市)。冊数の多い順に並べます。
吹田市 約5,000冊 20年の研究室から、守衛室で手続きをして
ご相談は「研究の節目を迎え、これまでの蔵書を整理したい」というお電話から始まりました。当日は守衛室で入構の手続きを済ませ、それから研究室へ上がっています。本は事前に整理して並べてあり、約2割はすでに研究者と学生の方へ譲られたあとでした。残りの約5,000冊を、内容を確かめながら査定しています。途中で「長年集めてきた本を手放すのは寂しいものですね」というお言葉がありました。
吹田市の大学研究室で国文学と言語学の専門書約5,000冊を買取した案件は、「次の研究者の手に渡ると考えると嬉しい」というご依頼者の言葉で結ばれています。当店がこの本を探している理由も同じです。
大阪府 約3,000冊 休日の校舎で、査定1時間と運び出し1時間半
退職と退官にともなう心理学と哲学と精神医学の約3,000冊です。お約束は休日で、門まで教授が出てこられ、研究室へ案内していただきました。通路にも階段にも人がいない校舎でしたので、台車を何度も往復させ、1時間半で運び出しています。平日の構内だと講義と会議の合間になり、エレベーターも長くは占領できません。
休日の大学研究室で心理学と哲学の専門書約3,000冊を買取した案件のあと、ご自宅の本も見てほしいというご依頼が続きました。研究室と自宅を別の日にする形は珍しくありません。

神戸市 2,324冊 メールで届いたご相談から、守衛室前で待ち合わせて
心理学と生物学の本が多いとのメールでした。当店の得意な分野でしたのでその日のうちにお返事し、大学正門の守衛室のあたりからお電話をいただいて、研究室まで案内していただきました。本棚一面に心理学、情報科学、生物学、生物進化、文化史の本がきれいに並び、専門書から一般書まで2,324冊を全部運び出しています。
神戸市の大学研究室で心理学と生物学の本2,324冊を買取した案件は、退職と退官にともなうご相談でした。

大阪市北区 約2,000冊 東南アジア文化学の洋書まじりを2時間少々で
東南アジアの文化学の専門書で、洋書が日本語の本と混ざって約2,000冊ありました。査定と運び出しに2時間少々です。大阪市北区の大学研究室でアジア文化と文化人類学の本約2,000冊を買取した案件は、洋書の割合が高い研究室の例です。

西宮市 段ボール30箱 退官にともなう映画研究と社会学の棚
長年教鞭をとられた教授の退官で、壁面の書棚に社会学と映画研究の本が並んでいました。佐藤忠男『日本映画史』全4巻(岩波書店)、『戦時日中映画交渉史』、四方田犬彦の著作、田中友幸 監修『ゴジラ大辞典』、『ゴジラ・デイズ』『ゴジラ・クロニクル』。「価値がわからないところに引き取られるのは避けたい」というご相談で、段ボール30箱になりました。
西宮市の大学研究室で哲学と映画研究の専門書を段ボール30箱買取した案件です。ゴジラの事典は特撮映画史を研究する方が探す資料で、映画研究の棚にまとまって出てきました。

神戸市灘区 約800冊 生物学の本を2人で1時間
「生物科学の本が800冊ほどあるので出張で」というお電話で、日程を合わせて研究室へ伺いました。売却する本は床に列を作って並べてあり、査定に1時間ほどで全部お譲りいただいています。神戸市灘区の大学研究室で生物学の専門書約800冊を買取した案件は2人で伺い、作業が早く済んだ日でした。

奈良 約600冊と豊中市 約450冊 女性史の棚と、無料引き取りのご希望
奈良の研究室からは「女性史や文化史の本を500冊以上整理中なので見てほしい」というお電話でした。段ボール15箱になっています。豊中市の研究室は中国と朝鮮半島の歴史と文化、社会活動史、民族史の本で、無料の引き取りをご希望でしたが、専門書と学術書が中心でしたので金額をつけてお譲りいただきました。研究室の一部の約450冊です。
奈良の大学研究室で女性史と文化史の本600冊を買取した案件と豊中市の大学研究室で中国と朝鮮の文化史の本約450冊を買取した案件です。奈良の別の研究室では、退官の教授から「金額はこだわらないし無料でもいいので持ち帰ってほしい」とご相談を受け、棚を拝見して金額をつけたところ、「そんなになるものなんですか」と驚かれました。奈良の大学で退職にともなう教授室の心理学書を買取した案件です。


教授のご自宅 伊丹市の約2,500冊と東大阪市の書斎
研究室だけでなく、教授のご自宅の書斎にも伺います。伊丹市では引越の前に、哲学、心理学、精神分析学、社会学の専門書約2,500冊を3名で約2時間で運び出しました。本山幸彦の教育史の研究書、『現代思想の冒険者たち』、フロイトとユングの原典が並んでいました。伊丹市で大学教授の引越にともない専門書約2,500冊を買取した案件です。
東大阪市では、理工学系の教授だったお父様の書斎で、数学と物理学の専門書と洋書をまるごと拝見しました。東大阪市で大学教授の数学と物理学の蔵書を買取した案件のほか、三重県津市で研究者の蔵書約1,500冊を買取した案件は約3時間で搬出まで終えています。京都府京田辺市では、アーノルド『古典力学の数学的方法』(岩波書店)から数学史の一般書まで約500冊を拝見しました。



分野ごとの見かたは、それぞれの記事にまとめています
研究室の本は分野ごとに見るところが違います。当店では分野別に、実際につけた金額と伺った先をまとめた記事を公開しています。数学と物理は数学書と物理学書の買取と退官の搬出、心理学は心理学書の買取と研究室2,000冊の実例、哲学は哲学書と思想書の買取と全集の見かた、歴史は歴史書と郷土資料の買取、建築は建築書と作品集の買取、東洋医学は東洋医学と漢方と鍼灸の本の買取、文化財の報告書は修理工事報告書と文化財調査報告書の買取です。
研究室の棚は複数の分野にまたがりますので、どの記事に当たるか分からなくても構いません。棚の写真が1枚あれば、分野はこちらで読みます。
研究室から出てくる本の参考買取価格
研究室の棚に並ぶ叢書と全集と辞典に、当店がつけた参考買取価格です。宅配買取での金額で、状態と時期で動きます。研究室まるごとにつけた金額も3件あります。
研究室まるごとの金額
- 大学研究室の心理学と生物学の本2,000冊とDVD200本の買取価格 200,000円
- 心理学の研究書を中心とした3,000冊の買取価格 180,000円
- 大学教授室の心理学書1,500冊の買取価格 100,000円
叢書と全集(高い順)
- 新編 日本古典文学全集 全80巻88冊の買取価格 75,000円(小学館)
- 日蓮聖人真蹟集成 全10巻の買取価格 55,000円(法蔵館)
- 西田幾多郎全集 新版 全24巻 月報付の買取価格 50,000円(岩波書店)
- 中世思想原典集成 全20巻と別巻の買取価格 50,000円(平凡社)
- カント全集 全22巻と別巻の買取価格 45,000円(岩波書店)
- 臨床漢方診断学叢書 全30巻の買取価格 45,000円(オリエント出版社)
- 決定版 三島由紀夫全集 全42巻と補巻と別巻の買取価格 40,000円(新潮社)
- フロイト全集 全22巻 月報付の買取価格 35,000円(岩波書店)
- キルケゴール著作集 全21巻 限定800部の買取価格 30,000円(白水社)
- ミシェル・フーコー思考集成 全10巻の買取価格 25,000円(筑摩書房)
- 柳田國男全集 1巻から33巻の買取価格 21,000円(筑摩書房)
- 正倉院宝物 宮内庁蔵版 全10巻の買取価格 22,000円(毎日新聞社)
- マラルメ全集 全5巻8冊の買取価格 20,000円(筑摩書房)
- ヘーゲル全集 全20巻32冊の買取価格 20,000円(岩波書店)
- 国訳一切経 印度撰述部 155巻の買取価格 18,000円(大東出版社)
- 新版 折口信夫全集 全37巻と別巻3の買取価格 13,000円(中央公論社)
- マルクス資本論草稿集 全9巻の買取価格 13,000円(大月書店)
辞典と研究書
- 幾何学大辞典 本編6巻と補巻IIの買取価格 15,000円(槇書店。補巻Iなし)
- 訓読 説文解字注 全5巻の買取価格 15,000円(東海大学出版会)
- ニューグローヴ世界音楽大事典 本巻21巻と別巻2の買取価格 14,000円(講談社。定価52万円)
- 中薬大辞典 全5巻の買取価格 13,000円(小学館)
- アンテナ工学ハンドブック 第2版の買取価格 7,500円(オーム社)
- 古典群の表現論と組合せ論 上下2冊の買取価格 7,000円(培風館)
- 動物考古学 日英併記の買取価格 7,000円(京都大学学術出版会)
- 原色日本植物図鑑 草本編と木本編ほか8冊の買取価格 7,000円(保育社)
- 針灸学 上海中医学院編の買取価格 6,000円
全集は月報がなくても金額をつけます。先に本編の巻の抜けを数え、月報はそのあとです。定価52万円のニューグローヴ世界音楽大事典が14,000円というように、大型の辞典と個人全集の相場は一時期より下がっています。それでも研究室から出てくる叢書は探している方がいますので、抜けがあっても、函が日焼けしていてもご相談ください。
研究室まるごとの金額は、1冊ごとの積み上げです。心理学の研究書3,000冊に180,000円、心理学書1,500冊に100,000円というように、棚の中身で変わりますので、同じ冊数でも同じ金額にはなりません。
守衛室から運び出しまでの段取り
入構の手続きと車の乗り入れは、事前にこちらで確かめます
大学構内の買取は、守衛室での手続きから始まります。吹田市でも神戸市でも、守衛室で手続きをするか、守衛室の前で待ち合わせてから研究室へ入りました。車をどこまで乗り入れられるか、搬出にどの経路とエレベーターを使うかは、伺う前にこちらで確かめます。
休日に指定していただけると、台車が何往復もできます。1時間半で3,000冊を出せた理由は、人のいない休日の校舎でした。
車と人数は冊数で決めます 800冊は2名1時間、2,500冊は3名2時間
神戸市灘区の生物学の約800冊は2名で1時間。伊丹市の教授のご自宅の約2,500冊は3名で約2時間。大阪府の研究室の約3,000冊は査定1時間と運び出し1時間半で、大阪市北区の約2,000冊は2時間少々でした。ハイエース1台に載る量は約3,000冊で、それを超える研究室は車を足すか、日を分けます。先に棚の本数と写真をお知らせいただければ、車と人数をこちらで決めます。
ご本人の立ち会いをお願いしています
当店は古書籍商組合に加盟し、古物商許可(奈良県公安委員会 第641050000642号)のもとで営業しています。研究室の本は、ご本人の立ち会いのもとで査定します。
講義や会議で時間が取りにくいときは、休日や夜間も含めて日程をご相談ください。冊数が多いときは人数を増やして伺い、立ち会いの時間を短くします。
退去の期限が決まっているときは、その日から逆算します
期限のある研究室は、退官や移転の日に合わせて日程を決めます。1か月前のご連絡で日程を組めますし、半年前でも構いません。研究室と自宅を別の日に分けることもできます。
棚のまま受け取り、傷めないように箱に詰めます
本は棚に入ったままがいちばん助かります。学生や同僚に譲る本の仕分けの途中でも構いません。吹田市では約2割を譲られたあとの棚でした。梱包材はこちらで持っていき、傷めないように箱に詰めて運びます。値段のつかない本も一緒に引き上げ、研究室に残して帰ることはしません。
研究室の本は、次の研究者と学生の手に渡ります。そのために棚のままで受け取り、箱に詰めるときも背を傷めないようにしています。
紀要と抜刷、譲ったあとの棚、退官まで半年のとき
Q. 棚の半分が学会誌の抜刷と紀要、コピー製本です。先に捨てておくべきですか。
A. 捨てないでください。当日こちらで本と分けます。抜刷と紀要には値段がつかないことが多いのですが、値段のつかない分も一緒に引き上げますので、仕分けの手間は要りません。
Q. 学生や同僚に譲ったあとの残りの本ですが、見てもらえますか。
A. 拝見します。吹田市の研究室は約2割を研究者と学生の方へ譲られたあとの棚で、残りの約5,000冊に金額をつけました。譲る本の仕分けが途中でも構いません。決まった分から棚のままで拝見します。
Q. 講義用に同じ本が2冊ずつあります。
A. 2冊とも数えます。片方を学生に譲る予定なら、その分だけ先に抜いておいてください。残りは棚のままで結構です。
Q. 全集の月報を捨ててしまいました。
A. 査定します。月報より先に本編の巻を数え、月報はなくても金額をつけます。西田幾多郎全集やフロイト全集のように月報付で金額を出しているものもありますが、月報の有無でお断りすることはありません。
Q. 柳田國男全集が33巻までしかありません。端本でも売れますか。
A. 売れます。柳田國男全集は1巻から33巻の33冊で21,000円、幾何学大辞典は補巻Iを欠いた7冊で15,000円をつけています。抜けている巻を数えて金額をつけますので、そろえてから連絡しなくて構いません。
Q. 退官まで半年あります。いつ連絡すればよいですか。
A. 今でも構いません。日程は退官の日から逆算して組みます。1か月前にご連絡いただければ間に合いますし、早ければ休日や長期休暇に合わせて日を選べます。
Q. 研究室の本と自宅の書斎の本を、同じ日に見てもらえますか。
A. 別の日に分けるほうが多いです。大阪府の研究室では3,000冊のあとにご自宅の本のご依頼が続き、日を改めて伺いました。同じ日にまとめたい場合は、人数を増やして対応します。
Q. 名古屋や東京の大学ですが、来てもらえますか。
A. 内容と冊数次第で全国へ伺います。三重県津市の研究者の蔵書約1,500冊は、約3時間で搬出まで終えました。府県ごとの冊数の線は古本の出張買取は何冊から伺えるかを書いたコラムにまとめています。
Q. 研究室から自宅に持ち帰った本と、自宅で買った本が混ざっています。
A. 混ざったままで拝見します。伊丹市の教授のご自宅は、研究に使った専門書と読書用の本が同じ書斎にあり、3名で約2時間で運び出しました。分ける手間は要りません。
Q. 講義ノートや自分の論文の原稿が本のあいだに挟まっています。
A. 原稿とノートは、当店では処理をしていませんので、先に抜いておいてください。個人の情報が入ったものはこの2つと蔵書印くらいで、それ以外の仕分けは要りません。
Q. 「無料でもいいから持って帰ってほしい」と思っているのですが。
A. 金額をつけて買取します。奈良の教授室でも豊中市の研究室でも、無料の引き取りをご希望でしたが、専門書と学術書が中心でしたので金額をお伝えしました。無料回収はしていません。
Q. 本のほかにDVDと学会誌のバックナンバーがあります。
A. 一緒に拝見します。兵庫県の研究室では心理学と生物学の本2,000冊とDVD200本をあわせて200,000円をつけました。学会誌のバックナンバーは年代と巻のそろいを見ますので、棚から抜かないでください。
研究とともにあった蔵書を、次の研究者へつなぐお手伝いを
研究室の本は、その分野をこれから研究する方が探している本です。吹田市のご依頼者の「次の研究者の手に渡ると考えると嬉しい」という言葉のとおり、当店は棚のまま受け取り、傷めないように運び、次の読み手へ渡しています。退官と移転の日が決まっていれば、その日程からご相談ください。

